12年

9/11から12年。


当時僕はイギリスを旅行中で、当日含め数日はマンチェスターに居た。
前日までニューススタンドのスポーツ新聞は、「リオ・ファーディナンド、リーズユナイティッドからマンチェスターユナイティッドに移籍か」という話題で持ちきりだったように記憶している。
初めてニューヨークのワールドトレードセンターの映像をテレビで見た時、何が起こっているかわからなかった。
英語だからというのもあるが、そもそもテロとかハイジャックと言うものを理解できなかったのだと思う。
新しい情報が増え、繰り返し同じ映像が流れ、街が徐々に厳戒態勢になっていくに連れ、段々と理解できた。
マンチェスターには多くの人種がいたし、排他的な空気はなかったが、外国人としてひとりで外を歩くのは心細かった。
メディアからは戸惑いや怒りは感じたが、まだ哀悼とか鎮魂と言った感情はなかったと思う。


12年経って、世界も僕も大きく変わった。