ホーチミン雑感
TPPがまとまったそうです。
実効はもう少し先なのですが、今後数年ベトナムには大きなプラスの影響がありそうです。
ホーチミンシティーはこの時期は雨季で、1日に1-2回程度スコールが降ります。
日中は30℃近くになり暑いですが、朝夜は過ごしやすいです。
そもそもホーチミンの都心は年中外国人観光客で溢れていますが、今週は特に多く感じます。
外国人観光客は半年で200万人、1年で400万人ほどのようです。
東京が非常に増えて年に800万人程度ですから、都市の規模と比較するともともと多いと言えると思います。
ベトナムのホーチミンへ訪れる外国人観光客が増加-2015年上半期
http://portal-worlds.com/news/vietnam/3869
就業後の時間は日本と違って無駄な残業をする習慣が無いこともあり、夜は思い思いに時間を過ごせます。
ブリスウェルのエンジニア達は家族と過ごしたり、キャリアアップのために勉強をしたり、ジムなどで運動をしたりと楽しんでいるようです。
ホーチミンに来る度に思うのは、都市がどんどんと近代化していくことです。
オフィスビルやショッピングセンターを備えた大型の複合施設が常に複数建築中ですし、
外国人向け・ローカルの中間層向けのアパートが都心・郊外にどんどん建っています。
経済も波はあるものの引き続き順調です。
既に新興国のファーストステージ、つまりベーシックな衣食住に関する整備は満たされて来たと聞きます。
今後は大型のインフラ投資は続くものの、より高度な産業の誘致、よりライフスタイルの充実に直結するサービスの展開が期待されているようです。
日本の1970年代を引き合いに話す例をいくつも聞きました。
日本と大きく違う印象を持ったのは中間層が既に海外と多くのコネクションを持ち始めていることです。
シンガポール、タイ、フィリピンなど周辺諸国・都市への距離が近く、コスト面でも東京から他の都市への移動と比較すると非常にリーズナブルなようです。
もちろん、日本人が「ホーチミン」と聞いてイメージする情景は多くあります。
キレイな写真ばかりですが、実際はまだまだ発展の余地の多い、典型的な新興国の大都市の様相です。
ここでは子ども・若者はアグレッシブに育つだろうな、東京育ちでは勝負出来るだろうかという思いがあります。