有効求人倍率の高騰
有効求人倍率が高くなってきている。
厚生労働省が31日発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は前月と比べて0.04ポイント上昇の1.34倍だった。1991年11月以来、24年5カ月ぶりの高水準だった。上昇は2カ月連続。幅広い業種で深刻な人手不足が続いており、求人数が押し上げられている。都道府県別の有効求人倍率は東京都が2.02倍となり、1974年6月以来の高い水準となった。
都道府県ごとの有効求人倍率(同)は05年2月に集計を開始して以来、初めてすべての都道府県で1倍を上回った。
http://www.nikkei.com/article/DGXKASGC31H05_R30C16A5MM0000/
少子化、労働人口の減少で今後も人手不足は続くと言われている。
IT業界でも短期育成の出来ないエンジニアは枯渇状態で、弊社でも一部行っている常駐型エンジニアサービス(SES)などはエンジニア側がプロジェクトを選べる状態が続いている。
弊社のメイン事業であるベトナムオフショア事業はこういった流れを意識して始めた経緯がある。
建築業界・飲食業界のようにその場に労働力が必要な業界と違い、ITの開発業務に関してはリモートで行うことが出来る。
事業の立ち上げ、構想、設計などのマーケットに寄り添う必要のある領域は東京に残し、
多くのワークロードが発生する開発領域は、海外の優秀なエンジニアに任せるという流れは今後も加速して行くと思われる。