ゼロ
以前は読む本といえば、技術書・専門書ばかりだったのだが、最近はベストセラーや著名人の著書をたくさん買っている。
Kindleだと買ったその日に(その次の瞬間に)読めてラク。
この本もキンドルストアで買ってその日の移動中に読んだのだが、一度Kindleに慣れるともう紙の本は要らないなと思う。
(Kindleは横書きでも読めるようにしてほしいのに需要はないのだろうか。)
「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく 堀江貴文著」
堀江さんが今まであまり表に出して来なかった生い立ちやコンプレックスを、世間の誤解を解くような口調で書いている一冊。
世間ではライブドア事件については未だに評価が分かれているようだが、彼がインターネット業界、IT業界、あるいはもっと広く日本の若者に与えたポジティブなポジティブなインパクトは大きいと思う。
昨今の日本のネット系スタートアップの隆盛に最も貢献しているひとりだと思う。
更に最近では彼のパブリックイメージが作られた時代を知らない若い世代も出てきたし、その世代が新しくスタートアップとか初めるころだと思うので、彼の功績や今なおトップランナーであるところが垣間見れる本書は、ちょうど今の時代にあっていると思う。
以前とは違って、合理的なコニュニケーションだけではなく、世間に本心が伝わるようには「言葉を尽くして丁寧に説明しなければならない」と表現にも気を配っているとのことだが、内容はいたって通常の堀江さん節。
僕のまわりのネット業界でもみんな読んでるんだろうなと思う。
—– 引用 —–
人が新しい一歩を踏み出そうとするとき、次のステップに進もうとするとき、そのスタートラインにおいては、誰もが等しくゼロなのだ。
つまり、「掛け算の答え」を求めているあなたはいま、「ゼロ」なのである。
そしてゼロになにを掛けたところで、ゼロのままだ。物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。ほんとうの成功とは、そこからはじまるのだ。
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